セラピスト、エステティシャン、リフレクソロジスト、フェイシャル、メイク、整体、ネイル、ヒーリング、占い、その他、技術をもつ技術者、施術者の方の中には、開業してサロンをオープンさせたい人がいると思います。
サロンは在庫をもつ必要なく、知識や技術があれば、開業しやすいビジネスの一つです。
うまく軌道に乗せることができれば、安定して売上が上がり、自分が理想とする働き方を実現することができます。
また、サロンの形態にもいろいろな形があるので、自分なりのスタイルで開業できるのも特徴の1つです。
ただ現実問題として、開業するには、いろんな準備や計画が必要になり、押さえておくべきポイントが本当にたくさんあります。
集客の問題もクリアしなければいけません。
はじめてサロンを開業する初心者の人にとっては、それらが高いハードルになります。
またサロンの開業でもっと大事なことは、成功させることです。
単に、サロンの空間をつくることが開業の目的ではありません。
サロンにお客様が集まり、売上が上がり、利益がのこり、あなたの目指すものが叶ってはじめて開業は成功といえます。
開業には、手間とお金と時間がかかります。
それをかけてもなお、成功する開業になるかどうかは、正しい開業の方法ができるかどうかにかかってきます。
ということで、
これからはじめてサロンを開業する、
セラピスト、エステティシャン、リフレクソロジスト、フェイシャル、メイク、整体、ネイル、ヒーリング、占い、その他、技術をもつ技術者、施術の方が、
迷うことなく、できるだけスムーズに、
そして無駄なお金や労力に時間をかけることなく、
開業を成功に導くために、
サロンを開業したい初心者のための教科書【2023年度版】をまとめました。
※【2022年度版】に内容を一部追加、修正しました。
最後には、
【サロン開業の準備ができる「50の質問チェックリスト付き」】を付けました。
ぜひ参考にお使いください。
(内容は、随時追加していきます。)
- サロンを開業する前に知っておくこと
- ①開業とは、起業と同じ。
- ②開業準備には時間がかかる。
- ③成功するためのマニュアルはない。
- ④サロンの開業に向く人と向かない人
- ⑤サロンを開業するベストなタイミング
- ⑥資格がないとサロンは開業できないのか?
- ⑦サロンの開業が成功するかどうかは、準備で9割決まる。
- ⑧お金をかけないサロン開業のメリット
- ⑨サロンの開業で押さえる2つのお金の流れ
- ⑩公的支援を受けられるかどうかを確認する。
- ⑪開業届は出しておく。
- ⑫サロンとプライベートのお金の区別
- ⑬開業前から発信するメリット
- ⑭サロンの開業が失敗に終わる最大のポイント
- ⑮強みを最大限に生かす。
- ⑯圧倒的価値のあるメニューづくり
- ⑰サロンビジネスの本質を知る。
- ⑱成功させために必要な発想の転換
- 初心者がサロンを開業するための10の手順
- 初心者がサロン開業を成功させる8つの秘訣
- サロンの開業までに準備しておく37の項目
- サロンの開業でつまずきやすいポイントと対処法
- サロン開業初心者のためのQ&A
- サロン開業の準備ができる「50の質問チェックリスト」
- まとめ
サロンを開業する前に知っておくこと
初心者にとって開業は分からないことだらけ。
でも、分からないまま開業してしまうとものすごく苦労します。
そうならないように、
開業する前に知っておくべきことを以下にまとめました。
これを知っておくと、開業準備がスムーズに進み、開業を成功させやすいと思います。
①開業とは、起業と同じ。
サロンを開業するハードルは、他のビジネスに比べると低いと思います。
サロンの場合、形のある商品を持つ必要がなく、自分の知識や手技を使う場合がほとんど。
自分に専門の知識や技術があれば、誰にだって開業のチャンスはあります。
また、サービスを提供する場所を自宅にすることで、開業費用を抑えることもできます。
それに、初期投資が少ない分(エステ等のジャンルはまた別)失敗したときの損失もすくないので、だれでも挑戦しやすいのが、サロンの開業といえます。
ただそうはいっても、開業とは、起業することです。
どこかにお勤めするのとは全く違います。
すべてを自分で行う必要があり、責任やリスクも伴います。
また、その開業が必ず成功する保証もありません。
それが開業であり、起業するという意味です。
開業を成功させるためにも、決して安易には考えず、しっかり準備と計画を練ってから、開業に向かいましょう。
②開業準備には時間がかかる。
開業するためには、いろいろと考えることがあり、さまざまな準備や作業があります。
また、開業初心者の方は、そもそも全体像がつかめないので、思うようにいかないこともたくさん出てきます。
つまり、開業準備には、時間がかかるということです。
開業準備に一定の時間がかかることも知っておきましょう。
ということで、開業したいと思ったら、
できるだけ早くから開業の準備をすることをおすすめします。
全くのゼロからサロンを開業しようと思うなら、最低でも3か月から6か月は準備期間として必要になると考えておきましょう。
③成功するためのマニュアルはない。
初心者がサロンの開業を考える場合、単にサロン「空間」を作るだけなら、よくある開業マニュアルを見れば誰にでもできます。
だだ、成功するサロンの開業となると、それでは通用しません。
開業する上でこれがもっとも難しい部分です。
なぜ成功するマニュアルがないかというと、
開業する条件が人によって同じではないからです。
スキルが違う、個性が違う、コンセプトが違う、商品が違う、サロンの場所が違う、ジャンルが違う・・・
あらゆる条件が違う中では、成功の方法も当然違ってきます。
ということで、サロンの開業を成功させるためには、自分だけの成功法をみつけられるかどうか・・といえるかもしれません。
絶対成功するサロン開業マニュアルはありません。
成功する自分だけの開業方法を見つけましょう。
④サロンの開業に向く人と向かない人
「サロンを開業したいなあ‥」と思っているけれど、自分がサロンの開業に向いてるのかどうか?
不安に感じている人がいるかもしれません。
サロンの開業に向いているのはどんな人なのか?
それは「サロンを開業したい!」という想いが強くある人です。
逆に言うと、その想いが弱い、またはない人は、サロンの開業に向いてないかもしれません。
なぜかというと、「サロンを開業したい!」という強い思いがなければ、
開業後に起こるいろんな壁を乗り越えていけないからです。
開業とは、起業することなので、そこには経営面や集客面、お金の管理など、基本的には、自分が主体となってやらなければいけません。
開業には、こういうものがセットでついてきます。
それは経験したことがないことなので、正直大変なこともあるでしょう。
でも、それは強い思いがあれば、クリアできます。
開業はいいこともありますが、大変なこともあります。
でも開業への強い思いがある人は、サロンの開業にむいているので、自信をもってトライしてみてください。
⑤サロンを開業するベストなタイミング
サロンの開業を考えているけれど、どのタイミングで開業したらいいか悩んでいる。
そんな人もいるかもしれません。
サロンを開業するのにベストなタイミングってあると思いますか?
答え・・そんなものはありません(笑)
絶対に成功するサロンの開業がないように(どんなビジネスも失敗することはある)絶対成功する開業のタイミングもまたありません。
でもあえて言うなら、
「開業したい!」
そう、あなたが思った瞬間が開業を目指すベストなタイミングです。
どんな悪いタイミングでサロンを開業しても、成功する人はするし、うまくいかない人は失敗します。
(例えば、コロナ渦のなかにあっても、成功する人は成功します。)
開業したいと思ったその瞬間を逃がさないのがポイントです。
⑥資格がないとサロンは開業できないのか?
資格がないとサロンを開業できないのかというと、全くそんなことはありません。
資格がなくても、クライアントを満足させる知識や技術があれば、それを商品にすることで、十分開業できます。
なぜサロンを開業する上で、資格が関係ないかというと、資格だけで人は集まらないからです。
世の中にはいろんな資格や技術があります。
みなさんもこれまで、いろんな資格を取得されているかもしれません。
頑張って習得したので、「その資格でサロンを開業しよう!」と思っている人もいるかもしれません。
でも、開業がうまくいくのに、資格があるかどうかは、ほとんど関係がないことは、知っておくべきです。
すばらしい資格がなくても、専門的な知識や技術があれば、サロンを開業して成功させることは可能です。
じゃあ、資格って意味がないのかというと、そういうことはありません。
重要なのは、
がんばって習得した資格や技術を自分なりにアレンジし、カスタマイズして人が集まる商品・共感される価値あるメニューに作り変えれるかどうかです。
資格をそんなふうに、クライアントが求める商品に作り変えることができれば、その資格は開業に十分生かされます。
資格や技術は開業する上で1つの強みにはなります。
でも、それは成功するための1つの要素にすぎません。
知識や資格の有無よりも、それを生かす方法を考えましょう。
⑦サロンの開業が成功するかどうかは、準備で9割決まる。
先ほども言いましたが、
サロンという「空間」をつくるだけなら、誰にでもできます。
もちろんお金と労力は必要にはなりますが・・
でも、サロンの開業を成功させようと思ったら、行き当たりばったり、出たとこ勝負では100%失敗します。
では、サロンを開業を成功させようと思ったら、何が必要なんだと思いますか?
それは、開業までに行う「準備」と「計画」です。
開業までに、どれだけ成功する「準備」と「計画」をつくれるかどうか?
これが重要です。
開業して、うまくいかずに慌てるのは、精神的にも金銭的にもつらいです。
そこから大きく修正するには、さらに大きなエネルギーがいります。
できるだけ費用を抑えて開業し、確実に集客があり、確実にリピートされ、売上が上がり、利益が残り、それが安定して続いていく。
サロンを開業して、こんなふうに進むためには、成功する「準備」と「計画」があってこそです。
間違っても、「準備」と「計画」なしにサロンの開業へ走り出すのはやめましょう。
⑧お金をかけないサロン開業のメリット
サロンの開業は、比較的お金をかけずに開業できるジャンルだと思いますが、やっぱり支出は伴います。
ただ、サロンの開業は、たくさんお金をかけたから成功するわけではありません。
なので、できるだけお金をかけずに開業できれば、それに越したことはないし、その方が失敗せず成功しやすくなります。
ただ、開業には、お金をかけた方がうまくいく部分もあるので、
開業にお金をかける部分とそうではない部分を見極めながら、できるだけお金をかけない開業を目指しましょう。
以下に、お金をかけない開業の具体例をいくつかあげておきます。
・内装は居ぬきで使える物件にする。
・支出に占める割合が大きい家賃を抑える。
・自分でできるところは自分でして支出を抑える。
・売上や利益の向上、リピートUP、ブランド価値の向上、商品単価の向上などに寄与しない部分に、お金はかけない。
・お金がかからない集客方法を採用して、新規集客にかかる費用を抑える。
・お金がかからない無料ツールを積極的に活用する。
・自分のメディア(ブログ・SNSなど)をもって、そこから集客する。
・クーポンサイト(ホットペッパービューなど)に集客を依存しない。
・費用負担が毎月継続するものは、できるかぎり抑える。
・費用対効果がないものは、支出しない。
ただ一方で、
費用をかけなければいけない部分には、しっかりお金をかけることも必要です。
お金をかけずに成功する開業を目指しましょう。
⑨サロンの開業で押さえる2つのお金の流れ
サロンの開業には、2つのお金がかかります。
開業で慌てないためにも、この2つは押さえておきましょう。
1つ目は、サロンを開業するのにかかかる一時的なお金。
2つ目は、サロンの開業後にかかる継続に必要となるお金。
どちらもきちんと整理して、お金の流れをつかんでおくことが、不安を持たずに開業するためには大切です。
開業にかかる初期費用は、金額が大きく、負担も大きいですが、開業後からすぐかかるお金の把握もとても大切になります。
初期費用は手持ちから払うことになりますが、開業後にかかってくるお金(例えば、家賃や電気代など)は、基本サロンの売上から払うことになります。
つまり、売上に見合わない経費は、開業後すぐ経営の負担に直結するということです。
2つのお金の流れを整理し、しっかりつかんでおくことで、開業時から開業後のお金の不安を取り除いておきましょう。
⑩公的支援を受けられるかどうかを確認する。
サロンを開業することも立派な起業です。
新規で開業、起業する場合には、公的な補助を受けられる場合があります。
補助を受けられるかどうかは、計画書を提出し、審査があるので、早い段階から準備しておくことが必要です。
いろんな公的支援があるので、使えるものは何でも利用しましょう。
⑪開業届は出しておく。
開業届とは、新しく事業を始める場合、個人事業を開業したことを税務署に申告するための手続きです。
サロンを開業することは、もちろん事業なので、利益が上がれば税金などを納める義務があり、確定申告が毎年必要になります。
実際に開業すると決まったら、開業届を提出しておきましょう。
公的支援を受ける場合にも必要になります。
また開業届は、屋号名で銀行口座をつくったり、クレジット決済を導入する時などに必要です。
開業届の提出は最寄りの税務署になります。
⑫サロンとプライベートのお金の区別
サロンを開業すると、サロンで使うお金とプライベーとで使うお金は区別して管理するようにしましょう。
毎年の確定申告の時に必要になりますし、そもそもサロンのお金と事業のお金が混在するとお金の管理が複雑になります。
それを防ぐためにも、サロン用とプライベト用の銀行口座は分けておきましょう。
サロン専用の銀行口座を作っておくと、
たとえばお客様から事前に入金してもらう場合にも使えますし、売上をその口座に入金することで、売上の管理がしやすくなります。
サロンの売上金、そしてサロンの経費はこの口座から支払うようにしておくと、収支の把握が簡単ですし、確定申告の処理もらくになります。
⑬開業前から発信するメリット
サロンの開業でいちばんベストな姿とは、開業してすぐお客様の予約があることです。
開業時にはふつう、お客様がいない状態から始めるので、開業時には、集中的に費用や手間をかけ集客する必要がありますが、そこで人が集まらないと非常に焦ってしまいます。
そうならないために、開業前からサロンのターゲットとなる見込み客とつながっておくことができれば最高です。
そうなれば、開業時からすぐお客様が集まり、売上が上がり、スムーズに軌道に乗ります。
こんな開業時からすぐ予約が入る理想の開業を行うためには、開業の前から戦略的に発信をはじめておくことです。
少なくとも半年前から正しく発信し、サロンの見込み客となる人とつながりを持っておきます。
これができれば、開業時から集客に全く困らず、お客様の予約で埋まるサロンになる可能性があります。
つまり、開業をスタートから成功させようと思ったら、開業前のなるべく早い段階から正しい発信を始めることです。
これをしておくだけで、驚くほどサロンの開業がスムーズにいきます。
⑭サロンの開業が失敗に終わる最大のポイント
開業するためには、さまざまな準備が必要になります。
時間もかかり、お金もかかり、手間も労力もかかります。
それなのに、サロンを開業してすぐうまくいかなくなる理由はただ1つ。
それはサロンにお客様が来ないことです。
つまり集客できないことです。
どんなに準備しても、お客様がサロンに集まらないと、開業は失敗に終わります。
お客様がサロンに集まらないと、その時点で途方に暮れてしまいます。
お客様が来ないと、売上が上がらず、資金が続かず、サロンを継続することができなくなります。
サロンを開業するのは、誰にでもできますが、
開業を成功させるためには、安定した集客が絶対的に必要になります。
サロンの開業を成功させるためには、集客は避けては通れません。
でも逆に言えば、集客を味方につければ、開業が成功する確率はぐっと上がるということです。
誰もが苦手とする集客だからこそ、集客を味方につけて開業を成功させましょう。
⑮強みを最大限に生かす。
これから新しくサロンを開業する場合、そこには星の数ほどすでにサロンが存在しています。
あなたが目指すジャンルのサロンもたくさんあるでしょうし、サロンを開業するエリアにもたくさんのサロンがあるはずです。
そんな中にあっては、新しく同じようなサロンを、同じエリアに開業しても、成功するはずがありません。
なので、激戦のポジションにわざわざ入り、周りと同じようなサロンを開業することは、正しい選択とは言えません。
あなたがサロンを開業して成功しようと思うなら、競合の多い激戦のポジションではなく、あなたの強みが生きるポジションに狙いを定めて開業しましょう。
そのためには、あなたの強みと弱みを客観的につかんでおくことが不可欠です。
そして、あなたの強みは、他のサロンとの違いになり、特徴になり、サロンを成功させるカギになります。
サロンの開業を成功させるために、客観的に強み知り、徹底的にその強みをサロンに生かしましょう。
⑯圧倒的価値のあるメニューづくり
サロンの開業を成功させようと思ったら、価値ある商品を持つことが大切です。
開業とは、いいかえれば、自分の商品を持つこと・・とも言えます。
サロンの商品に魅力があり、価値があり、求められるものであればあるほど、サロンに人が集まり、売上も上がります。
価値がない商品だったり、求められない魅力のない商品に人は集まりません。
それでは、開業しても失敗します。
開業を成功させようと思ったら、絶対的に価値ある商品をつくることを考えましょう。
⑰サロンビジネスの本質を知る。
サロンの開業を成功させようと思ったら、サロンビジネスの本質を知っておきましょう。
なぜかというと、それを知らないと、間違ってる情報に常に振り回され、正しい方向からそれていくからです。
世の中にはいろんな情報があふれています。
間違った情報をうのみにして、それを実践していても、うまくはいきません。
それを防ぐための確かな方法が、サロンビジネスの本質を知ることです。
サロンビジネスの本質とは、リピートビジネスです。
いくら新規のお客様がサロンに集まっても、リピートする人が少なければ、その開業はすぐ行き詰ります。
逆に、リピートするお客様をたくさん持つことができると、サロンの開業は成功です。
繰り返しサロンにリピートしてくれるリピート顧客、またはサロンの熱烈なファンをどれだけ増やせるかどうか?
サロンの開業はここにかかっているといえます。
サロンを開業するということは、単にサロンの空間をつくることではありません。
単に新規客をたくさん集めることでもありません。
リピート顧客を確実につくり、増やしていくこと、これがサロンを開業して成功させる本質です。
この本質がわかると、開業準備で何をすればいいのかがもっと明確になります。
⑱成功させために必要な発想の転換
サロンの開業というのは、これまでみなさんが経験したことがない、新しい世界です。
今はどこかのサロンにお勤めしていて独立する人も、全くサロンとは関係のない仕事をしていた人も、全くの初心者から開業を目指す人も、
サロンを開業して成功したいなら、発想を転換する必要があります。
もちろんこれまでの経験や考え方が役に立つこともあります。
ただ、これまでの経験や考え方に固執することが原因で、うまくいかないケースが多々あります。
サロンを開業すると決めたら、どんな発想の転換が必要なのか?
以下の記事にまとめました。
サロンを 開業して失敗したくない人が知っておく10の心得
初心者がサロンを開業するための10の手順
初心者が正しいサロン開業をするにあたっては、まずはじめに大きな流れや手順をつかんでおくと、スムーズに開業できます。
開業準備では、サロンのベットのシーツを買う・・といった備品の購入から、メニュー作り、収支の計算、集客の計画など、やることがさまざまあり、それらを同時進行で準備する必要があります。
開業の大きな流れを知らないまま開業準備を始めると、全体像がなかなかつかめないので、とても苦労します。
・一体どこから手を付けていいのか?
・優先順位をどうつけていいのか?
・抜けてる部分はないのかどうか?
手探りで不安に思いながら開業準備をすることになります。
でもそれでは、落ち着いて開業準備ができないので、まずはじめに開業までの全体イメージを頭に入れておきましょう。
以下に、サロンの開業までの大きな流れを書いておきました。
大きな流れを掴んだうえで、細部の準備を落ち着いて進めてください。
①リサーチとサロンのイメージづくり
サロンを開業したいと考えている人は、サロンを開業することで、何か叶えたい目的があるはずです。
その目的を叶えるために、まずは自分がめざすサロンのイメージを固める作業をしましょう。
・どんなサロンにしたいのか?
・どんなお客様に来てほしいのか?
・どんなお客様のお役に立てるのか?
・どんなお客様の悩みを解決してあげれるのか?
・どれくらいの売上を上げたいのか?
・どんな手技をつかってどういうアプローチでサービスを提供するのか?
・サロンのイメージは?
・サロンでやりたいことは?
・逆にサロンでやりたくないことは?
・サロンにお客様が集まるイメージは?
・場所を借りるのか?自宅でやるのか?
サロンのイメージを固めるためには、同業のサロンや出店するエリアをリサーチしながら、自分が開業するサロンのイメージをつくりましょう。
ただここで間違ってはいけないのは、他と同じようなサロンをつくることではないことです。
世の中にはたくさんのサロンがすでにあります。
その中で同じようなサロンを開業しても、うまくはいきません。
できるだけ、他とは違う特徴があり、
「困っている人に求められるような・・そんなサロンにできないか?」
「必要としている人はいるのに、そんなサロンがない気がする・・」
そんな視点で、リサーチしつつ、自分のサロンのイメージを膨らませてください。
②自分の強みと弱みの棚卸
ある程度、自分が開業したいサロンのイメージが膨らんできたら、自分の強みと弱みをハッキリさせておきましょう。
これが後々、コンセプトやターゲット、商品やサービスを決めていくときに、必要になってきます。
自分の強みは、サロンの特徴になり、他の違いになり、それがサロンの開業を成功に導いてくれます。
ということで、
自分の強みや弱みを知るために、過去の経験や、もってる自分のリソース(資源)を客観的に棚卸しましょう。
この作業は開業にあったって、とても重要度が高いです。
個人サロンや自宅サロンでも、開業するのはサロンですが、ここで忘れてはいけないのは、「あなた自身の存在」です。
あなたの強み、あなたの弱み、あなたのコンプレックス、あなたのスキル、あなたの性格、あなたの考え方、あなたの特技・・
そんなすべてを生かさないサロンの開業に、成功はありません。
とくに、個人サロンや小さなサロンを開業し成功させようと思ったら、「あなたの存在」をどう生かすかがポイントになります。
開業する前に、過去を振り返り、自分のリソースを整理し、あなた自身のスキルや強み、弱みなど徹底的に棚卸し、それらをすべて書き出してみてください。
弱みやコンプレックスといった一見マイナスに思えるものも、生かした方次第では、サロンの強みや特徴となることがあります。
強みと弱みを浮かび上がらせる棚卸ができれば、そこから差別化されたサロンのポジションをつくることができます。
それは、これからサロンを開業し、星の数ほどあるサロンの中から選ばれるサロンにする大事な要素になっていきます。
③サロンのターゲット設定
サロンのイメージが膨らんできて、自分の強みがハッキリしてきたところで、開業を成功させる上でもう1つ大事なものを決めましょう。
それは、サロンのターゲットです。
開業するサロンには、ターゲットが必要です。
ビジネスや商売は、「誰か」の悩みや困りごとを解決し、その「誰か」をシアワセにすることで、その対価としてお金をいただく行為です。
サロンのコンセプトは、「誰」の悩みを解決するのか?
サロンのサービスは「誰」をシアワセにするのか?
その「誰」にあたる人に共感され、信頼されるから、サロンに予約があり、売上が上がります。
なので、これからサロンを開業する人は、「誰」のためのサロンを開業するのか?
この「誰」にあたる人を決める作業が必要になります。
そしてこの「誰」にあたるのが、サロンのターゲットになります。
ターゲットが曖昧だと、開業しても集客に苦しみます。
そもそも共感されるコンセプトがつくれません。
価値ある魅力的な商品をつくれません。
リピートもされません。
売上も上がりません。
こんなふうに、サロンのターゲットが明確でないと、開業しても間違いなく失敗に終わります。
開業を目指す人は、サロンのターゲットを必ず具体的に決めましょう。
④サロンのコンセプトとメニューづくり
サロンのイメージが決まり、自分の強みと弱みも分かり、ターゲットも定まったったところで、次は、サロンのコンセプトをつくって、そのコンセプトにそったメニューをつくっていきます。
売るものがないとサロンを開業できません。
なので、サロンの商品・メニューを作る必要があるわけですが、その前にサロンのコンセプトを決める作業が必要です。
サロンコンセプトはとても大切で、この良しあしで、サロンの開業の成果が決まるといっても過言ではありません。
それくらいサロンのコンセプトは開業で大事になります。
なぜコンセプトが大事か?
それはサロンのコンセプトが人を集め、商品に価値を与え、お客様の共感をもたらし、サロンの方向性を決め、最終的に売上や、あなたの幸せにつながっていくものだからです。
なので、サロンのコンセプトは、時間をかけ、しっかり作ってください。
コンセプトをつくる時に、気をつけるポイントを書いてきます。
・コンセプトは、ターゲットから強い共感を得るものにする。
・コンセプトは、ターゲットをシアワセにするものにする。
・コンセプトは、ターゲットの悩みや困りごとを解決するものにする。
・コンセプトは、できるだけ他とは差別化されたものにする。
・コンセプトには、それを必要とするターゲットが必要になる。
・あなたの強みがコンセプトに生かされているものにする。
コンセプトは、これから準備するホームページやブログ、SNS、チラシなど、開業して集客していくときにベースになっていくものです。
なので、コンセプトが決まれば、それを言語化して、キャッチコピーをつくり、より伝わる形に変えていきます。
そして、これからつくるサロンの商品、メニューは、このコンセプトをベースにしてつくります。
サロンのメニューは、サロンのコンセプトを具体化されたもの。
このメニューを受ければ、お客様の悩みが解決し、お客様がのぞむ未来が実現するもの。
それがこれから作るサロンのメニューです。
圧倒的に価値あるメニューにすることができれば、それだけ高単価のメニューにすることもできます。
あなたの強みを生かしながら、ターゲットの悩みを解決でき、圧倒的に価値ある商品をつくりましょう。
⑤サロンの目標設定
ここまでの作業と並行しながら、次にすることは、サロンの目標を設定する作業です。
サロンを開業するなら、サロンの目標設定が必要になります。
サロンのコンセプトがないと、芯のないブレブレのサロンになっていくように、目標がないサロンは、サロンの方向性が定まりません。
必要となるのは、
例えば、
・毎月の売上目標
・毎月集客する新規客の数
・毎月リピートしてもらう顧客の数
・客単価
・目標とするリピート率
・毎月の利益目標など
例えば、売上目標は、サロンを経営していく上で基本になるものです。
でもそれだけではなく、どんなサロンを目指すのか?
具体的なサロンの方向性もこれによって変わってきます。
売上目標は、人それぞれ違っていていいので、自分が目指す目標を必ず設定しましょう。
売上目標が決まったら、あとはその売上に対して、具体的にどうやったら達成していくのか?
そのプランを作っていきます。
・売上目標を達成するためには、どれくらいの新規のお客様を集客する必要があるのか?
・どれくらいの顧客がいればいいのか?
・売上目標を達成するための商品価格はどうあるべきか?
・その売上なら、どれくらいまで支出が可能か?
・それは現実的な数字なのかどうなのか?
目標とする売上を達成するために、一つ一つパズルのピースをはめていくように、プランを作っていきます。
ここまで読んでもらうと分かると思います。
サロンの目標を決めるということは、サロンの方向性を決めるということです。
・料金を多少安くても、たくさんのお客様が来てもらうサロンにしたいのか?
・顧客様中心の少数でまわっていくサロンにしたいのか?
・高単価で少ない客数で売上目標をめざすサロンにしたいのか?
・お金をできるだけかけずに、利益がきちんと残るサロンにしたいのか?
あなたがどんなサロンにしたいのか?
どんな働き方をしたいのか?
サロンの目標を決めることで、サロンの方向性もハッキリしてきます。
⑥収入と支出の計算
サロンの目標設定の時に並行して、サロンの収支を試算しておきます。
開業には、はじめにだけかかる初期費用と、開業してから毎月かかる費用の2つあります。
それらを整理し、支出にかかる項目は全部あげて、具体な数字を入れていきます。
サロンを運営していくために必要となる経費は必ず必要です。
それは細かい費用も含めて必ず書き出します。
あとは、全体の予算や、売上目標の数字によって、収支を計算して、削るところ、省くところ、ランクを下げるところ、根本的に見直すところを考えます。
また、開業後は売上から経費を引いたものが利益になります。
なので、サロンの利益は、売上によっても左右されますが、費用の額によって変わってくるので、ここはすべて書きだして試算しておきましょう。
サロンの開業が成功するかどうかは、最終的には売上ではなく、利益がどれくらいあるかどうかです。
いくら売上が上がっても、支出する費用が多ければ、利益は残りません。
利益が安定して生まれる開業となるように、収支を丁寧に計算しておきましょう。
⑦リピートの仕組みづくり
サロンの開業準備のときに、必ず作っておくべきなのが、リピートの仕組みです。
開業を考えている人は、新規客の集客については、ある程度考えてる人も多いですが、リピートについては、何も考えずに開業してしまう人が結構多いです。
もしリピートの仕組みを持たずに開業してしまうとどうなるのか?
それは、仮に順調にお客様がサロンに集まったとしても、そのお客様がリピート顧客にならないので、いつまでも集客に苦しめられる・・・ということです。
「まだ開業もしてない準備の段階で、リピートの仕組みなんて想像できない・・・」
と思う人がいるかもしれませんが、これを用意しておかないと開業は失敗します。
ものすごく大事なものが、このリピートの仕組みです。
そもそもリピート客は勝手には増えていきません。
お客様の心理面も踏まえつつ、丁寧に綿密にプランを練って、リピートされる仕組みをつくっていく必要があります。
リピートの仕組みを作るためには、以下のようなものが必要です。
・リピート客に共感がおこるコンセプトづくり
・リピートにつながるターゲットの設定
・リピート客が求める商品やメニュー
・リピート客が集まる発信の方法
・リピート客に忘れられない、つながるツールの活用(ライン、メルマガなど)
・リピートする人に響く料金設定
・リピートを後押しするツールの活用(ショップカード・ポイントなど)
・リピートするべきサロンのメリットづくり
・リピートがおこる初回時の接客方法
・リピートが当たり前になる事前予約の仕組み
・リピートされる提案の仕方
強力なリピートの仕組みを持って開業すれば、開業も成功しやすくなります。
⑧集客の準備と発信ツールの選択
ここまで、サロンを開業するために、いろんな準備や作業をしてきましたが、あともう少し続きます。
サロンの開業が成功するコツは、開業した瞬間からお客様がサロンに集まる状態をつくることです。
そこがスムーズにいけば、開業の第一段階はクリアしたといえます。
逆に、開業した瞬間から全くお客様が集まらないと、すべての計画が狂ってきます。
開業の出だしでつまづく一番大きな原因は、集客の問題です。
なので、そうならないように、
サロンにお客様を集客する仕組みを作っておき、具体的にどの集客ツールをつかってお客様を集めるのがいいのか?
よく計画し、準備しておくべきです。
そして、できれば開業前から発信を始めておくとベストです。
集客方法や集客ツールは、それぞれのサロンで違います。
自分のターゲットやコンセプトを考えたうえで、最もうまくいく正しい集客の方法を見つけることが大切です。
サロンの正しい集客の方法については、こちらに詳しく書きました。
⑨サロンという「空間」をつくる準備
ここまでサロンを開業するための大きな流れを説明してきました。
・コンセプトやターゲットの設定
・目標設定の仕方
・価値ある商品づくり
・リピートの仕組み化
・正しい集客の方法
・利益の出し方など、
サロンを開業するためには、こうした本質的な部分がとても大切です。
ただ実際に開業するためには、それと並行して、具体的なサロンの「空間」をつくる準備も必要になります。
つまりお客様にサービスを提供する「サロン空間」の準備です。
・どんな場所(賃貸スペース、自宅サロン、レンタルサロン、オンラインサロンなど)をサロンにするのか?
・どんなイメージの空間にするのか?
・そのためにはどんな物をそろえればいいのか?
内装面、費用面、導線など、細かい部分も含めて、コツコツ計画的に準備する作業がたくさんあります。
ちなみに、お客様がサロンのサービスにお金を払う価値は、コンセプトや商品の価値、満足させる技術・・だけでなく、サロンの空間、雰囲気も大きく関係します。
スケジュールとリスト化で、スムーズに準備しましょう。
⑩集客するための発信を始める。
サロンのコンセプトやターゲット、メニューが決まって、
集客プランも決まり、使う集客ツールの選択、準備ができたら、あとはできるだけ早くから戦略を持って正しく発信をはじめることです。
発信については、開業準備期間にかかわらず、できるだけ早い段階から準備して始めておくと、開業時からすぐ集客効果が出ることになります。
ブログは集客効果ができるのに時間がかかるので、早めに始めておきたいツール。
また、サロンの開業時にとくに効果的な集客ツールとして、
例えば、チラシ、タウン誌、新聞折り込み、看板、Facebook、ホットペッパービューティーなどは、計画的に準備しておきましょう。
チラシは開業日に合わせて配布することで、エリア周辺からの予約につながります。
どんなサロンでも、開業するときが一番サロンのことを知ってもらえる絶好のタイミング。
他の開業準備と並行しながら、開業日から予約が埋まっていくように具体的な集客を始めましょう。
また、オープン日より前にプレオープン日を設け、それを告知しながら集客する方法もあります。
プレオープンの様子を発信することで、新規のお客様へのアピールにもなります。
また開業にあたっては、人脈があるなしにかかわらず、今ある人脈はさりげなく活用すべきです。
開業前には、友達・親戚・知り合い・ご近所様などにもお知らせをしましょう。
初心者がサロン開業を成功させる8つの秘訣
開業の目的は成功させることです。
それは初心者であろうとなかろうと同じです。
ただ成功させようと思って開業を目指したとしても、誰もが成功するとは限りません。
成功する人もいれば、うまくいかない人がいるのも現実です。
ではその違いはどこにあるんでしょうか?
それは開業を成功に導くための重要なポイントをしっかり押さえているかどうかです。
それが抜け落ちていると、その開業は前途多難です。
開業するためには、たくさんやることがありますが、成功させるためには、これから書く8つの秘訣は、最低限押さえておくべきです。
①たくさんいる競合と「差別化」できるかどうか?
サロンの開業を成功に導く1つ目のポイントは、「差別化」です。
サロンの開業が成功するということは、星の数ほどいる競合の中から、あなたのサロンが選ばれることを意味します。
そしてそのためには、他との「違い」がどうしても必要になります。
つまり、開業を成功に導くためには、星の数ほどある競合との違いつくり出し、差別化しなければ、成功は難しいということになります。
お客様が見て、その違いが分からなければ、その他大勢のサロンと同じように見られます。
それでは、わざわざ、あなたのサロンを選びません。
たくさんある競合の中から選ばれるためには、他とは違う特徴をつくること。
これを「差別化」といいます。
例えば、競合と同じようなサロンを開業した場合、どういうことが起こるのか、想像したことがあるでしょうか?
同じようなサロンを開業してしまうと、こういうことが起こります。
・お客様に見つけてもらいにくいので集客が大変になる。
・そこに通う理由が見つからないので、人が集まらない。
・限られたお客様のパイの取り合いに巻き込まれるため、集客するための経費がものすごくかかる。
・同じようなサロンの中から選ばれるために、猛烈な価格競争の波にさらされるので、売上が上がらず、利益が残らない。
・競合との激しい競争で心が疲弊する。
開業したのに、こんな状態になってしまうと、それは失敗です。
こうなってしまうのは、開業したサロンが、他と同じで特徴がなく「差別化」が図れていないからです。
サロンの差別化は、競合が多い中にあっては、成功を左右します。
サロンの差別化を図る方法は1つではありません。
いろんな方法があります。
例えば、
・「コンセプト」で差別化する。
・「ターゲット」を絞ったり、ずらしたりして差別化する。
・クライアントの悩みを解決する「プロセス」で差別化する。
・あなたの「強み」を生かすことで差別化する。
・あなた自身を「ブランディング」して差別化する。
・「商品・サービス」に特徴を出して差別化する。
・「料金体系」で差別化する。
いろんな方法でサロンを差別化できます。
とにかく、できるだけ差別化して特徴を出し、違いを出して、競合とは違うポジションにサロンを置くこと。
こうしてサロンを差別化できれば、クライアントから見つけてもらいやすく、選ばれやすくなるので、成功しやすくなります。
開業を成功に導くポイントの1つ目は、サロンの「差別化」です。
②サロンの開業が成功する「ターゲット」を見つけられるかどうか?
開業を成功に導く2つ目のポイントは、サロンのターゲットを間違えず、正しく設定することができるかどうかです。
ビジネスや商売には、ターゲットが必ず必要です。
商品やサービスは、ターゲットに役立つため、または、ターゲットの悩みを解決するためにあります。
なのでターゲットがなければ、ビジネスは成立しません。
それはサロンでも同じです。
・「誰」を幸せにするために開業するのか?
・「誰」を幸せにするサロンなのか?
・サロンのコンセプトは「誰」のためのものか?
・サロンの商品やサービスは「誰」の悩みを解決するものなのか?
・あなたはサロンに「誰」に来てほしいのか?
・あなたは「誰」を集客すべきなのか?
・「誰」に向けて発信するのか?
・「誰」にリピートしてほしいのか?
サロンが行うすべての行動は、
この「誰」にあたるターゲットのためであり、このターゲットに役に立ち、悩みを解決することで、売上が上がるようになっています。
なので、サロンのターゲットを間違えてはいけません。
正しくターゲットを選ぶことが開業を成功させるために、とても大切になります。
例えば、ターゲットを間違えると、次のようなことが起こります。
・競合の渦に巻き込まれる。
・商品単価を上げられない。
・価値ある商品・サービスを作れない。
・ターゲットにコンセプトが響かない。
・本当に来てほしい人を集客できない。
・リピートされない。
・お客様の満足度が上がらない。
・ブログのアクセスや、SNS、チラシの反応が上がらない。
ターゲットの設定を間違えてしまうと、開業はうまくいきません。
ターゲットを正しく決めることが、開業を成功させる2つ目のポイントです。
③自分に合った「集客の仕組み」を作れるかどうか?
開業を成功に導く3つ目のポイントは、「集客の仕組み」をつくれるかどうかです。
開業すると、ゼロから人を集めないといけません。
人が集まらなければ、その開業は失敗に終わります。
つまり、サロンの開業が成功するとは、
サロンにお客様を集めることができるかどうか?
言い換えると、
お客様を集める「集客の仕組み」をつくれかどうか?
これが大きなポイントになります。
「集客の仕組み」を作るとは、
本当に来てほしい「ターゲット」に、
最適な「集客ツール」を使って発信し、
その発信がターゲットの人に届き、
ターゲットがその内容に共感し、信頼されることで、
サロンに予約が生まれ、
その人がサロンに足を運び、
1度きりではなく確実にサロンの「リピート客」になること。
この一連の集客の流れを仕組み化してしまう・・・ということです。
この仕組みをうまく作れると、開業は成功します。
「集客の仕組み」について、以下に少し補足します。
「集客の仕組み」とは、
・そもそもサロンに「共感されるコンセプト」があるかどうか?
・サロンの「ターゲット」は明確になってるかどうか?
・ターゲットに届きやすい「集客ツール」を使っているかどうか?
・その集客ツールをどう使えばよりターゲットに届くのか?
・「何」を発信すれば、ターゲットの共感を得られるのか?
・発信から予約に至るまでの「導線」が、しっかり引かれているかどうか?
・ホームページは、「予約機能」として機能しているかどうか?
・ウェブから簡単に予約できる仕組みはあるかどうか?
・集客の仕組みに経費は掛かりすぎないかどうか?
こうしたことを集客の仕組みに組み込み、できる限り自動化することが必要です。
集客を仕組み化しておくことは開業の成功には不可欠です。
④圧倒的に「価値ある商品」を持てるかどうか?
開業を成功させる4つ目のポイントは、サロンで提供する「商品」です。
サロンで提供する「商品」をターゲットに圧倒的に「価値ある商品」にできるかどうか?
これが大きなポイントになります。
数あるサロンがある中で、お客様は、なぜあなたのサロンを予約するのか?
なぜリピートするのか?
それは、お客様が求める商品がそこにあるからです。
言いかえるなら、お客様の悩みが解消される価値ある商品がサロンになければ、人は集まらず、開業してもうまくいかないワケです。
サロンの開業を成功させるために、ターゲットの悩みが解決する圧倒的「価値ある商品」をつくることを考えましょう。
・他にはない商品
・ターゲットが強く求める商品
・あなたの強みが最大限に生かされた商品
・ターゲットの悩みが解消される商品
・ターゲットに共感される商品
こういう圧倒的に「価値ある商品」を持つことができれば、集客も非常にやりやすくなり、高単価の料金にできます。
高単価の商品に人が集まるサロンの状態は、集客と経営の難問2つを同時にクリアすることになるので、開業が成功することを意味します。
「価値ある商品」をつくる時は、以下のようなポイントに気を付けます。
・どこにでもある商品を同じように作らない。
・低価格でしか提供できない商品は作らない。
・他との違いや特徴を出すことを意識する。
・差別化したコンセプトをはじめに作っておく。
・ターゲットは絞って明確にする。
・ターゲットの悩みを深堀してよく理解して商品を作る。
・商品は、ターゲットの悩みが解消できるものにする。
・商品には、あなたの強みを最大限に生かす。
・商品のネーミングに知恵を絞る。
ターゲットに対して圧倒的に価値があり、その商品でターゲットの悩みが解消する価値ある商品をつくることが開業を成功させるポイントです。
⑤共感される「発信」を続けられるかどうか?
サロンの開業が成功する5つ目のポイントは、ターゲットに共感される「発信」をし、それを継続できるかどうかです。
ターゲットに共感される「発信」を続けていると、自然とサロンに人が集まります。
それは開業を成功させるためには、必ず必要になります。
先に書いた「集客の仕組み」は、そのままでは機能しません。
正しい発信をして、それを続けることで、はじめてその効果を発揮します。
そもそも集客とは、その名の通り、お客様を集めること。
そして、お客様を集めるためには、伝えることでサロンの存在を知ってもらうことです。
これが発信する上での基本になります。
発信しなければ、人が集まることはありません。
例えば、
・ブログをまめに更新し、ブログからサロンの存在を知ってもらう。
・インスタを投稿することで、来てほしい人に知ってもらう。
・チラシを配ることで近所の人に知ってもらう。
・エキテンやグーグルマイビジネスに登録し検索から知ってもらう。
・タウン誌に掲載して知ってもらう。
・知り合いや近所のお店にお知らせして、知ってもらう。
こんなふうに発信することで、はじめてサロンの存在を知ってもらえます。
ただ、ここで忘れてはいけないことがあります。
それは、ポイントの①②でお伝えしたことです。
ポイント①・・サロンの差別化
ポイント②・・ターゲットの設定
つまり、星の数ほどあるサロンもまた、あなたと同じように発信ツールを使って、集客をしています。
ということは、その中でお客様に選ばれるためには、他との「差別化」や正しい「ターゲットの設定」が必要だということです。
サロンに特徴もなく、コンセプトも他と同じ、ターゲットも幅広く競合とまる被り・・こんな状態では、いくら集客ツールを頑張っても、反応は上がらず集客できません。
それを押さえた上で、ターゲットに共感されるような正しい発信を心がけましょう。
・ターゲットに共感されるためには何を発信すればいいのか?
・ターゲットの共感されるためには、どう伝えればいいのか?
開業を成功させるためには、
共感される発信をすることで、集客の仕組みを機能させ、それを自動化し、日常化させることがポイントになります。
⑥自分の「強み」を最大限生かせるかどうか?
サロンの開業を成功に導く6つ目のポイントは、サロンを開業する、あなたの「強み」を生かせるかどうかです。
その理由は、これだけたくさんのサロンがある中で、あなたの「強み」が他との差別化につながるからです。
強みは、人それぞれ少しづつ違います。
組み合わせたり、かけ合わせたりすることで、必ず違いは出せます。
自分の「強み」を生かさない開業は、成功できないでしょう。
サロンの開業を成功させるために、
ポイント①では、
サロンに特徴を出し、他との違いを出せないと、見つけられず、選ばれないので、サロンをどうやって差別化するのかが成功の大きなポイントになるといいました。
そしてその「差別化」に使えるのが、あなたの「強み」です。
あなたの「強み」を最大限生かすことができれば、サロンの「差別化」も可能です。
また、サロンの開業が成功するポイントの②では、「ターゲット設定」の重要性を書きました。
あなたの強みを必要とするターゲットは必ずいるので、あなたのの強みが生きるターゲットの選択が開業の成功を左右します。
あなたの強みは、開業する上で、あなたの最大の武器になります。
これを生かさない開業は考えられません。
あなたの強みは、ターゲットの悩みを解決し、他との差別化をつくり、あなたのファンをつくります。
あなたの強みが、開業を成功に導きます。
そのためにも、自分の強みを発見し、それを編集し、強みを最大化させましょう。
⑦「リピート客」を確実に増す仕組みがあるかどうか?
サロンの開業を成功させる7つ目のポイントは、リピートの仕組みをつくれるかどうかです。
いつまでも売上を新規客に頼るようでは、開業はすぐ行き詰ります。
リピート客を増やせない開業は失敗に終わります。
例えば、新規客だけに頼る開業だとこうなります。
・集客に大きな費用がかかってしまう。
・毎月たくさんの新規客を集客する必要がある。
・売上がいつまでも安定しない。
・リピート客が増えないので、売上が安定せず、精神的につらくなる。
・クライアントに継続的なサポートをしたくてもできない。
リピート客を増やす仕組みがなく、新規客に頼る開業は、デメリットしかありません。
一方、開業するときに、リピート客が増えていく仕組みがあると、以下のように、開業後も着実に顧客が増え、売上が安定してきます。
・新規客を集客する集客費用が抑えられる。
・顧客のサポートに集中できる。
・顧客の満足度が上がり口コミが生まれる。
・集客にガツガツしなくてよくなる。
・毎月の売り上げが安定する。
・精神的に落ち着いていられる。
・継続的にお客様のをサポートできる。
開業を成功させるためには、集客の仕組みを持ち、お客様を自動で集め、そのお客様をリピート顧客にするまでの仕組みを持つことがとても大切です。
⑧「利益」が残る仕組みがあるかどうか?
サロンの開業が成功する最後8つ目のポイントは、利益が残る仕組みです。
開業には当然お金がかかりますが、開業後もお金がかかります。
開業を成功させるためには、できるかぎり費用を抑えて開業し、開業後も費用を抑えて経営していくことが、安定して長く続くコツです。
サロンに利益が残る仕組みで大切なのは、まずは売上をあげることです。
利益=売上ー経費
売上が上がれば、必然的に利益は残ります。
また売上は、売上=客単価×客数。
つまり、できるだけ単価を上げ、客数を上げることで売上は上がります。
単価を上げるためには、高い料金にできる「価値ある商品」をつくること。
客数を上げるためには、集客化の仕組みを作り、リピートの仕組みを持つことです。
ただし、売上が上がっても、経費が多ければ、利益は残らないので、利益が残る仕組みには、経費を抑えることも売上を上げるのと同じくらい重要です。
例えば、開業後すぐ負担となる経費、
・家賃
・光熱費や通信機
・集客にかかる費用(クーポンサイト・プラットフォームの掲載・チラシ、ホームページ・ブログなど)
・商品の仕入れ
・各種の備品
・販促費用
こういったものを費用対効果を考慮しながら、できるだけ抑えることができると、利益が残るしくみになり、開業を成功に導くことができます。
(ただし、単に経費を抑えるだけでは、売上が上がらないので、費用対効果の考え方が大事です。)
売上が上がり、経費を抑えることができれば、安定して利益が出るので、その開業は成功です。
開業が成功するとは、最終的にどれだけの利益が残るかどうかも大きなポイントの1つ。
無理なく利益が残る仕組みを準備するのが、成功する開業のポイントです。
サロンの開業までに準備しておく37の項目
サロンの開業には、いくつも準備するものがあります。
初心者は、何を準備しないといけないのか・・・分からないはずです。
抜け落ちがなくスムーズに進むように、サロンの開業準備に必要な項目をあげて、解説を付けました。
①サロンのイメージ
実際に開業したいと決めたら、
固定観念や常識は、いったん頭から消し去って、自由に自分が開きたいサロンのイメージを膨らませましょう。
サロンの開業は、時には非常識な発想も必要。
常識にとらわれていると、同じようなサロンになり、魅力的なサロンになりません。
具体的なサロンのカタチは、あとからいろいろ修正していきます。
はじめは自由な発想でサロンのイメージを脹らませましょう。
この時のイメージのふくらみが大きいほど、うまくいくサロンになります。
真っ白な紙にイラストや文字をつかってサロンの構想を描きましょう。
②サロンの名前
サロンを開業するにあたって、サロン名を決めましょう。
サロンの名前は、あなたがつけたい名前でOKです。
でも、すでに他でも使われている名前はできるだけ避けましょう。
他と被っているかどうかは、検索すると分かります。
他と名前が被っていると、グーグルなどで自分のサロン名を検索した場合、自分のサロンのホームページがトップに来ない・・ということが起こります。
たとえば造語など他にない名前だと、サロン名で検索されたとき、トップに表示されるのでおすすめです。
サロンの名前をつけるときのポイントは次のようなことです。
・長くなくて覚えやすいもの
・語呂やリズもがいいもの
・サロンのコンセプトが反映されたもの
・他のサロン名や単語と被らないもの
・ホームページのURLになるのを考慮に入れる。
③開業日
開業にあたって、オープン日を決めましょう。
物件の契約をする場合は、いつから契約すればいいのかにも関係してきます。
あとでのびることがあっても大丈夫です。
ある程度、開業日を決めておかないと、前に進まないのできれば早い段階で決めておくべきです。
オープン日はあなたの想いで決めて大丈夫です。
実際それほど大きな違いはありません。
ただ大事なのは、オープン日に合わせて、これから集客をしていくので、その準備が整うタイミングに合わせることが大事です。
④営業時間と定休日
開業日が決まったら、営業時間や定休日を決めましょう。
個人サロンの良さは、自分の裁量で営業時間や定休日を決められるところです。
完全予約制のサロンもできますし、週休2日でも3日でも構いません。
売上目標とあなたの働き方に合わせて決めましょう。
⑤自分の強み
サロンの開業で用意するものに、自分の強みがあるのは、変な感じがするかもしれません。
でも、あなたの強みがサロンの特徴になり、他との差別化になり、それが集客につながり、開業を成功させる大きな力となります。
という理由で、サロンを開業するにあたっては、自分の強みを必ず持っておきましょう。
「強みなんてない・・・」という人もいますが、誰にでもあるものです。
まずは、自分のリソース(資源)を掘り起こし、整理して、客観的に棚卸して、強みを把握しておきましょう。
そのままの強みでは弱いなら、他の強みと組み合わせて、新しく強みを作りかえればいいだけ。
開業するためには、必ずあなたの強みをもって、それを最大限生かしましょう。
⑥コンセプト
サロンを開業するにあたり、重要になるのがコンセプトです。
コンセプトは、サロンを開業する際に必ず必要になるものです。
ターゲットに共感され、あなたの特徴が生かされ、ターゲットの悩みが解決されるコンセプトを準備しましょう。
サロンは、施術スキルを使ったメニューによって、お客様の悩みを解消したり、癒やしを提供したりして、その対価としてお金を頂くわけですが、
メニューというは、そもそもコンセプトを表現するものです。
なので、コンセプトがどれだけ共感され魅力があるか?
またはターゲットに求められるコンセプトであるかどうかが、開業の成果を大きく左右します。
できる限り独自のもので、価値あるコンセプトを掲げることができれば、サロンの開業も成功するでしょう。
サロン開業に、サロンのコンセプトは必須です。
⑦ターゲット
サロンを開業するのに、ターゲットは必須です。
あなたが開業するサロンは、誰のお役に立つサロンなのか?
ターゲットがない開業はうまくいきません。
ターゲットは広げれば広げるだけ、サロンを認知させるのは難しくなり、ターゲットを絞れば絞るだけ知ってもらいやすくなります。
できるだけターゲットは絞ることを意識しましょう。
またそもそも、ターゲットは「サロンに来てくれるならどんな人でもいい!」・・では絶対ダメ。
あなたのサロンのコンセプトを強く求めている具体的なターゲットを決めましょう。
⑧キャッチコピー
これもはじめて開業する人はピンとこないかもしれませんが、キャッチコピーはとても重要です。
それは人はキャッチコピーのような短い言葉で、その良しあしを判断するからです。
・サロンのキャチコピー
・コンセプトのキャッチコピー
・メニューのキャッチコピー
・あなたのキャッチコピー
みなさんも何か商品を買いたいと思う時は、キャッチコピーに惹かれて買うことも多いハズです。
とくにサロンのメイン商品は形のない施術なので、そこに、いいキャッチコピーを付けることで、相手により伝わりやすくなります。
ターゲットに刺さるサロンのキャッチコピーを用意しましょう。
⑨サロンの空間
サロンを開業するには、お客様へサービスを提供する「空間」が必要です。
・賃貸物件
・自宅マンション
・自宅
・レンタルサロン
・レンタルスペース
・オンラインサロン
いろんなケースが考えられますが、
どれもメリット・デメリットがあり、その人の目指すサロン像によって変わります。
賃貸物件を借りる場合だと、
物件を探すところから始まって、契約を結びます。
サロンという業種で使用が可能な物件(商業使用可)を探すには、物件を探してくれる信頼できる不動産屋さんに相談しましょう。
いずれにしても、物件を探すには時間もかかるので、早くから動くことが大切です。
物件を決める際は、周辺の環境を実際に歩いたり、ウェブで周辺のサロンを調べたりして・・サロン周辺のリサーチをしましょう。
出店する場所は、この後の集客や売上にも大きく影響してきます。
念入りに調べましょう。
また、契約するときは、契約内容をしっかり確認しましょう。
敷金や、退去の際はすべて撤去して返さないといけないなど、大きな費用がかかってくる項目は特にチェックが必要です。
家賃はサロンの経費で毎月かかってくる一番大きな支出なので、この額が大きければ、当然毎月の負担も大きくなります。
できれば家賃は低い方がいいのですが、売上目標とのバランスをよく考える必要があります。
⑩売上目標
売上があることで、サロンは継続することができます。
売上があるから、自分の暮らしも豊かになります。
なので当然ですが、売上はサロンにとってとても大切なものです。
開業を考えるときは、必ず売上目標をつくりましょう。
それは、売上目標がないと、さまざまな開業準備ができないからです。
売上目標があることで、
その売上を目指すために、何をしなければいけないかが明確になります。
・毎月どれくらいの単価のサービスを何人の人にうけてもらえばいいのか?
・その数のお客様を新規で集めるのは可能なのか?
・そのうちリピート客はどれくらいいればいいのか?
・メニューの単価をどれくらいにすれば、売上目標に到達するのか?
いろんなことが、売上目標があることで、決めることができます。
また、売上目標のもとになる売上は、客単価×客数という計算式で成り立ちます。
・何人のお客様に来てもらいたいのか?
・そうなると客単価はどれくらい必要なのか?
開業前に、売上目標や客数の目標を決めるということは、
サロンのカタチを決めることでもあります。
例えば、低単価のメニューでは、より多くのお客様が必要ですし、
逆に、高単価のメニューなら、一定の顧客がいれば、売上目標を達成できるかもしれません。
売上目標や客数の目標を決めるということは、商品単価やサロンの形態、あなたの働き方など・・
それらすべてを決めるコトと同じです。。
セラピストや施術者は、とかくホスピタリティー精神の強い人が多く、売上目標を低く見積もりがちですが、セラピストや施術はもっと稼いでいいと思います。
それだけのお仕事ですし、それを求める人もいますし、あなたのシアワセにもつながって、サロンを続けるモチベーションにもなります。
なので、目標は高く持ちたいものです。
売上目標は開業準備の段階で必ず決めましょう。
⑪収支計画
開業時には初期費用という名のお金がかかります。
無計画に走り出すと、あとでお金が足りない・・
必要なところに支出できない・・ということが起こりえます。
なので、チェックリストなども参考に、実際の開業時にかかる項目を考えられるだけすべて洗いだし書き出しておきましょう。
例えば、サロンの部屋を借りるなら敷金は大きい支出項目ですし、サロンで使うオイルやタオル、必要な備品類もすべて書きだします。
開業時にかかる費用を書き出したら、今度は、サロン開業後、毎月必要になってくる費用も書き出します。
電気代や電話代、オイル、お客様に出すドリンク・・細かい支出もすべて書き出してみてください。
売上は残念ながら計画した通りにはいきません。
でも支払う費用は決まっています。
できるだけ支出を押さえながら、でも必要な部分には支出する。
これを精査するためにも、経費の全体像をつかみましょう。
先ほど売上目標を決めました。
この先、その目標は変わるかもしれないですけど、その売上から経費を差し引いたものが、単純にいえば利益です。
個人事業主はここから税金やら保険料などが引かれ、最終的に残ったものがあなたの収入になります。
売上目標はあくまで目標なのでその通りいくとは限りませんが、
費用は決まっているので、どれくらいの売上があれば、どのくらいの収入になるかは、この時点で分かります。
収支計画と言っても、難しく考える必要はありません。
支出と収入をできるだけ詳細に書き出しましょう。
⑫リサーチ
サロンを開業する際は、リサーチも必要です。
すでに同じようなサロンがたくさんあるエリアで、同じようなサロンを開いても成功するのは難しくなります。
もちろんそのエリアに同業サロンがたくさんあるということは、そこにターゲットのお客様がたくさんいることも意味するので、そこで差別化したサロンを開業できれば、成功する場合もあります。
ただよほど他との差別化ができないと、集客に苦しむことになります。
また、いくら心に決めているコンセプトがあったとしても、リサーチするとそのコンセプトでは安い料金設定しかできない‥というケースもあります。
同じようなサロンがたくさんある競合の中で戦わないためにも、安い価格設定で疲弊しないためにも、独自のポジションで開業を成功させるためにも、リサーチをしましょう。
⑬商品・サービス
セラピストや施術者にとっての商品とは、施術や技術をベースにしています。
ただ、施術は形がないものなので、すでに持っているスキルや強みを組み合わせながら、コンセプトに合わせ、ターゲットに求められる魅力的な商品をつくります。
商品に魅力がなければ、いくら頑張って集客ツールを使ってみたところで、人は集まらず、売上が上がらず、うまくはいきません。
それくらい開業するうえで大切になるのが商品づくりです。
そして商品には値段がいるので、料金を決めます。
売上は、客単価×客数。
売上を上げるには、客単価を上げるか、客数を上げるか、その両方を上げるか、この3つしかありません。
その意味では商品の料金設定も重要です。
個人でサロンを開業する場合、セラピストや施術者はどうしても商品価格を安くしがちです。
でも、それだとうまくいきません。
なぜなら、安い料金にするということは、それだけたくさんのお客様を集客する必要があり、それはものすごく大変なことだからです。
だからこそ、魅力ある価値ある商品とともに、商品の料金設定も大事なってきます。
商品の料金設定は、開業後コロコロ変えにくいので、慎重に決める必要があります。
⑭備品の購入
サロンの物件が決まれば、サロンの空間の準備をします。
物件の状態によっても空間にかかる費用は変わります。
ただお金をかけたからと言って売上が上がるわけでもないので、メリハリと割り切りが必要です。
センスも必要ですが、あなたの想いが生かせる部分でもあります。
できるだけ費用をおさえながら、あなたのサロンのウリが生きるような空間にセンスとアイディアを注ぎましょう。
サロンを開業しようと思うと、こまごまとした備品の購入も必要になります。
必要なものはサロンによって違いますが、準備するものも多いので、スムーズに進めるために紙に全部書き出して整理しておくことをおすすめします。
●部屋に必要なモノ
ソファ、スピーカー、加湿器・・
●お迎え時に必要なモノ
ハンガー、スリッパ・・
●施術前に必要なモノ
荷物置き、お着替え、ペン・・
●施術時に必要なモノ
ベット、オイル、タオル・・
●施術後に必要なモノ
ドリンク、コップ
●お会計時に必要なモノ
金庫、領収書・・
⑮ホームページ
サロンを開業するにあたっては、ホームページを用意しましょう。
ホームページはなぜ必要なのかというと、ホームページがウェブ上のサロンの役割をはたして、集客の窓口になるからです。
実際に開業するのは、これから開業するリアルなサロンですが、集客していくためには、どこかで見込み客とつながりを持つ必要がります。
ではどうすればいいかというと、
それはウェブ上にサロンを作ることです。
ウェブ上にあるサロンに、見込み客を集客し、そこで予約してもらって、リアルサロンの方へ足を運んでもらう・・・そんな仕組みが必要です。
サロンのホームページとは、そんなふうに、ウェブから人を集める拠点として必要になるので、必ず用意しましょう。
⑯開業プラン
開業にあたっては、開業プランと次に書く集客プランが必要です。
プランももたずに、勢いだけで、思い付きで開業すると間違いなく失敗します。
もちろんそこから修正を繰り返していけばいいのですが、そうするには時間もお金も労力もかかって、大変です。
開業の段階でいろいろシュミレーションし、アイディアを形にし、成功するプランを練っておくことで、開業がうまくいきやすくなります。
ただそのためには、成功する開業プランを作る必要があります。
開業には、このプランにしたがって、行動し、検証し、見直していきます。
開業プランで最低限押さえておかないといけないのは、
以下の項目です。
・いつ開業するのか?
・いつまでに何を準備するのか?
・開業にいくらお金がかかるのか?
・売り上げ目標は?
・いつまでにいくらの売上をめざすのか?
・毎月、いくらの単価の商品を何人のお客様に販売するのか?
・売り上げ目標から必要経費を引くと、どれだけの利益が残るのか?
・商品の価格設定はいくらがいいのか?
・集客はどのように行っていくのか?
・リピート客はどのように増やしていくのか?
・開業後の必要経費はくらになるのか?
・集客と売り上げを安定させていくビジョンは?
⑰集客プラン
開業プランの中には、集客プランも含まれます。
そして正しい集客プランがないと、開業してもうまくいきません。
なので開業を成功させようと思ったら、どうやってサロンに人を集めるのか?
正しい集客プランを持っておく必要があります。
集客プランは2つ必要です。
それは開業時の集客プランと、開業後の集客プラン。
開業時には、お金と労力をつかって集中して、できるだけたくさんのお客様をサロンに集客します。
そこで集まったお客様がリピートし、そのリピート客をベースに、開業後も継続的な集客を行っていきます。
どちらのプランも重要なので、開業前に作っておきましょう。
⑱予約システム
お客様に来て頂くとは、予約を頂くことです。
まずは予約という入り口をくぐってから、お客様は実際にサロンに足を運ばれます。
ということは、具体的な予約の方法がとても重要になるということです。
お客様を迷わせず、予約しやすい予約方法を準備しましょう。
迷わせないように気持ちよく予約してもらうには、どんな予約方法にすればいいのか?
予約方法はかなり重要です。
お客様が予約する方法は、いくつかあります。
・電話
・メール
・ウェブ予約
・ライン
・SNS
特に今はウェブ、それもスマホからの予約の仕組みをしっかりつくりましょう。
無料だったり、低額でつかえるウェブ予約システムもあるので、うまく活用することもできます。
⑲リピートの仕組み
サロンの本質は、リピートビジネスだといいました。
つまりサロンを開業するためには、リピートの仕組みを持っておく必要がある・・ということです。
サロンの開業でカギとなるのは集客です。
集客が安定的にあれば、開業もうまくいきます。
ただ、その集客も最終的にはリピート顧客が増えていかなければ、意味を持ちません。
リピート顧客は、勝手には増えていきません。
しっかりとしたリピートの仕組みを必ず準備しておきましょう。
⑳発信ツール
開業に向け集客していくためには、具体的な集客ツールが必要になります。
人を集めるためには、必ず伝えることが不可欠。
サロンが開業し、どんなサロンなのか・・発信ツールを伝ってターゲットに知ってもらいます。
ブログ、インスタ、Facebook、ツイッター、チラシ、名刺、パンフレット、リーフレットなど・・伝えるツールはすべて発信ツールになります。
どの発信ツールがいいかは、ターゲットにへの届きやすさを基本にします。
あとは、自分が使いやすいかどうかなども加味しながら、いくつかの集客ツールを使えるように準備しましょう。
集客ツールの中には、ターゲットへ浸透するまでに時間がかかるものもあるので、準備して使い始めるのは早いに越したことはありません。
早く準備しておきましょう。
㉑電話番号
開業する場合、サロンの電話が必要です。
サロンの形態にもよりますが、個人サロンはとかく信頼度が低くなりがちなので、携帯電話より固定電話の方が信頼度は高くなります。
ただ一概には言えないので、携帯電話の番号がダメというわけではありません。
また、固定電話の場合、転送できるようにしておいて、サロンにいない時でも電話を取れるようにして機会損失をなくしましょう。
㉒メールアドレス
サロン専用のメールアドレスを準備しましょう。
ホームページのアドレスと紐づいてるURLが覚えやすくて便利です。
予約やお問い合わせは、このメールを使います。
㉓ネット環境
ネット環境はサロンに必須。
クレジットの承認や音楽、サロンワークなど必ず必要になるので準備しておきましょう。
光通信やケーブル回線、WiMAXなどいろいろあるので、ベストなものを選んでください。
㉔看板
もし看板を出せる場所があるなら、準備して最大限活用しましょう。
もしなくても工夫次第で、出せる場所が見つかることもあります。
看板からの集客もばかになりません。
㉕カウンセリングシート
サロンでは、施術と同じくらい大切なのがカウンセリング。
開業にあたっては、カウンセリングシートを用意しましょう。
お客様の悩みを的確につかんで、よりサービスの効果を高め、お客様の満足度を高める意味もありますし、リピート率を上げる意味合いもあります。
どんな高い技術を持っていても、こちらの思いとお客様の悩みとにズレがあると、お客様の満足度は上がりません。
とくに初回の方へのカウンセリングは、リピートにつながる大きなポイントの1つです。
しっかりしたカウンセリング用紙を準備して、お客様の悩みを引き出せるようなカウンセリングを目指しましょう。
㉖アンケート用紙
そもそもお客様の声は、新規客の判断材料としての効果が抜群ですが、残念ながら開業前は、お客様の声がありません。
(ただ少し工夫すれば、改行する前にも集めることはできます。)
お客様の声は、集客の武器になり、お客様の声がサロンの信頼度を高めてくれます。
なので、開業時からアンケート用紙を準備し、お客様の声を集めましょう。
その声は日頃のサロンワークの改善にも生きてきます。
㉗メニュー表
メニュー表も開業時に準備しましょう。
定番メニューはもちろん、オプションや物販商品もしっかり書いておくことで単価のアップが見込めます。
㉘名刺
必ず必要なわけではないですが、初回のお客さまへの自己紹介に、また人と合う機会が多い人は、自分を知って頂けるツールとしてあると便利です。
ただ普通の名刺を作ってもあまり効果はないので、自分のプロフィールを詳しく書いたり、写真を使ったり・・工夫次第がないとあまり意味がありません。
㉙ショップカード
ショップカードやポイントカードなども是非用意しましょう。
作る目的は、リピート化の後押し。
人は3回くれば、そのあともリピートしやすいと言われます。
言い換えれば、そこまで行くまでに離脱してしまいやすいということ。
3回通うと何かご褒美があったり、ポイントが溜まったり・・・なにか続けるモチベーションがあると、人は通いやすくなります。
通う回数によってカードのランクを上げたり、特典をつけたり・・
サロンによっていろんなアイデアを生かせるのがショップカードです。
うまく活用しましょう。
㉚銀行口座
サロンの売上を管理するための、サロン専用の銀行口座を準備しておきましょう。
銀行口座は、どの銀行も個人事業主は、屋号名義(サロン名)だけの口座は作れません。(ゆうちょ銀行の振替口座なら屋号名義だけの口座が可能)
なので、基本は個人名義の口座をつくることになり、それをサロン専用の口座として使い、プライベートの口座と分けておきます。
㉛クレジット決済
個人サロンや自宅サロンであっても、クレジット決済は必ず導入しましょう。
クレジット決済ができない‥という理由でサロンに予約されない場合もあります。
クレジット決済で有名なのは、楽天pay・Square(スクエア)・Airペイ・コイニーといったところ。
クレジット決済導入の欠点は手数料がかかることですが、現金よりクレジットの方が物販やオプションの購入が増え単価は上がる傾向があるので、ぜひ導入すべきです。
個人のサロンや自宅サロンでも十分導入する価値はあります。
またクレジットを使えないことで、通わない理由をつくることにもなります。
今は個人サロンでも審査は通りやすいので、ぜひ開業前に導入しましょう。
㉜顧客管理
開業までに顧客管理の整理方法を決めておきましょう。
個人サロンは、接客できるお客様の数は限られますが、それでも多くのお客様が来られます。
新規客、新規客から次回予約してくれた人、離れていったお客様、定期的に継続してくれる人・・
サロンに来てくれた人の顧客管理をしっかりしておくことで、きめの細かいサービスを提供でき、それぞれに合った販促ができます。
お一人お一人の履歴をとり、よりお客様に満足いただけるサービスを提供するために、そして離れている人に適切なアプローチをするために、データをまとめておきましょう。
はじめはどんな細かなことも書き止めておき、ファイリングして整理しておきましょう。
増えてくれば、顧客管理のツールを利用することで細かな分析も簡単になります。
㉝素材写真
サロンの写真、あなたのプロフィール写真を使うための素材写真を準備しておきましょう。
素材写真は、開業時の販促にも必要になり、
また、オープンしてからもチラシやリーフレットなどの印刷物、ブログやホームページなど、必ず写真が必要になります。
いい写真があると、サロンやあなたのイメージもよくなります。
写真の力は大きいです。
プロの技術がいい機材でとる写真はやっぱりすごいので、余裕があればぜひ取ってもらって使えるデータにしておくと便利です。
㉞自分のプロフィール
開業前までに自分のプロフィールを文章化・肩書化して準備しておきましょう。
「個人サロン=あなた」です。
あなたがどんな人で、どんな考え方で、どんなスキルがあって、どんな強みがあるのか?
個人サロンの場合、お客様はサロンに来ると言うよりも、あなたに会いに来ると思った方がいいかもしれません。
あなたがどんな人か分からなければ、お客様はサロンを予約することをしません。
そのために、あなたをよく知ってもらうためのツールが、「あなたのプロフィール」です。
プロフィールは、ホームページやSNSなど、いろんな場面で必要になります。
自分の肩書をつくっておくとより伝わります。
自分の棚卸をし、独自のポジションをつくり、それをあらわすプロフィールができれば、それだけで集客につながるので、すごく重要なものです。
㉟アクセスマップ
サロンへのアクセスマップも準備しましょう。
お客様はサロンのある場所を確認した上で予約されますし、当日はそのマップをもとにサロンに足を運ばれます。
分かりやすいマップにしておくと親切でサロンの印象もよくなります。
デザイナーに頼んでオシャレなマップをつくってもらってデータで持っていると、印刷物やWEBで利用できます。
またGoogleマップを利用して、ホームページに貼り付けることで、サロンの場所を表示させることもできます。
㊱サンキューレター
開業販促がうまくいけば、開業から新規のお客様が来られることになります。
でもこれがゴールではありません。
ゴールは、新規のお客様にどうやってリピートしてもらえるかです。
ここがうまくいくかどうかで、サロン経営が軌道に乗るかどうかが決まります。
ということは、開業前から新規客へのフォローの方法は徹底して準備しておく必要があります。
せっかく来てくれたお客様をリピート顧客にできなければ、その開業は失敗に終わるでしょう。
そうならないように、
開業時からスムーズに新規客へのフォローができるように、来てくれたお客様に出すサンキューレターやニュースレターなどを準備しておきましょう。
㊲サロンのルール
サロンとして決めておかないいけないルールがいくつかあります。
決めておかないと、あとで困ることになります。
例えば、キャンセルポリシー、個人情報の取扱い、入室可能時間など・・
サロンのルールがないことで、他のお客様に迷惑がかかったり、自分自身がシンドクなったりすることがあります。
他のサロンを参考に決めておいた方がいいでしょう。
サロンの開業でつまずきやすいポイントと対処法
サロンを開業すると決めて、その準備を進めていても、いろんなことでつまづくことがあります。
開業ははじめてのことなので、それも当然です。
以下に、サロンの開業でつまづきやすいポイントとその対処法を書いておきました。
①サロンの開業に迷いが生じる。
サロンを開業しようと準備していても、やることがたくさんあって、考えれば考えるほど自信がなくなったりして開業に迷いが生まれることもあると思います。
でもこれは、起業という新しいことを始めるわけなので、だれもが感じることです。
当然です。
気にせず前に進みましょう…といいたいところですが、一言その解決法をアドバイスするとしたら、
それは、「丁寧な開業準備」に集中して、最後は「思い切り」・・です。
開業に対する不安は、
開業するためのプランニングをしっかり準備しておくと、起こりにくいです。
ここでの不安が、開業の不安につながります。
でも結局最後は、思い切りの部分が大きいです
人の流れ、お金の流れなど全体をイメージして、しっかりとした計画を作っておき、最後は思い切って前に進みましょう。
途中で迷いがあってもいいです。
最後は思い切りが生きてるように、しっかり計画と準備をしましょう。
②情報が多すぎて正しい方法が分からない。
繰り返しますが、サロンの箱をつくるだけなら本当に簡単です。(これはこれで難しい部分もありますが・・)
でも、開業を成功に導こうと思うと、とたんに難しくなります。
そのなかで、どうやって開業すればいいのか?
あなたもいろんな手段で情報を集めるはずです。
でもその情報がありすぎて、どれが正しくて正しくないのか?
よくわからなくなる時があると思います。
情報に振り回されるのもよくないですし、間違った情報を信じてしまう恐れもあります。
そこで大事なのは、開業の本質を理解しておくことです。
本質を知らないと、誤った方法を選択したり信じてしまいます。
ただ、開業の本質は、表には出てこないことが多いです。
ぜひこの記事も参考にしながら、開業の本質を知り、正しい方法を身につけましょう。
③集客の方法が分からない。
サロンの開業は、集客が成功する1つのポイントになると書きました。
開業して集客がスムーズにいきさえすれば、成功しやすくなります。
ただ、これまで集客なんてしたことがないという初心者の方にとっては、
どうやってお客様を集客したらいいか・・分からない人も多いと思います。
そんな人は以下の記事に詳しく書きましたので、ぜひ参考にしてください。
集客は様々な方法があります。
これをしたら100%集客できる・・そんな方法は存在しませんが、必ずあなたに合った正しい集客方法というのがあります。
それを見つけて実行しましょう。
集客を自分の味方にできると、開業の成功率は格段に上がります。
開業を目指し、開業を成功させたいと思ったら、集客を学ぶのが近道です。
④ホットペッパービューティーへの過度な期待
「開業するにあたってぶっちゃけ、どうやって集客したらいいか分からないけれど、ホットペッパビューティーに掲載するから何とかなるハズ!」
・・と安易に思っていると人がいたら、あとで後悔するかもしれません。
もう一度よく考えましょう。
ホットペッパビューティー自体は確かに集客力があります。
実際ホットペッパビューティーを利用してサロンを予約する人もたくさんいます。
でもそれは、あなたのサロンに集まるという意味ではありません。
それはホットペッパービューティーに集まるお客様です。
そしてホットペッパビューティーに掲載しているサロンは、たくさんあります。
もちろん、あなたが開業するのエリアでも。
ということは、ホットペッパビューティーに掲載しても、その中で選ばれる必要があるということです。
また、そそもそホットペッパービューティーなどのプラットフォームサイトからくるお客様は、そのプラットフォームの顧客様なので、リピート率が極端に悪くなります。
そして当然安くない掲載費がかかってきます。
ホットペッパービューティに掲載しさえすれば集客できるわけではありません。
それを利用する場合でも、しっかりメリットとデメリットを理解したうえで使うようにしましょう。
⑤お金をかける優先順位が分からない。
誰でも限られたお金の中で開業するわけです。
なので、無駄なところにお金はかけたくないのは当然です。
でも、どこにお金をかければいいのか?
どこを節約すればいいのか?
開業初心者は、開業にかかる費用のかけどころと、そうでないところの判断が難しいと思います。
ヒントをいくつか挙げておきます。
・毎月継続的にかかる経費はできるだけ抑える。
・かける費用がすぐ回収できるものについては、お金をかけてもいい。
・サロンを開業する上で必ず必要なものにはお金をかける。
・集客する上で必要なもの(予約システム・ホームページ、チラシなど)にはお金をかける。
・お金をかけても集客効果が低いものには、お金をかけない。
・リピート顧客を増やせる費用には、お金をかける
・商品単価が上がる要素があるものにはお金をかける。
・自分でできるものについては、業者に頼まず自分でやる。
・自分でやるのが困難だったり、時間や手間がかかりすぎるものは業者に頼む。
・無料ツールやサービスは徹底的に活用する。
⑥サロン勤務の成功体験をベースに開業してしまう。
勤務をしている人が独立して開業する場合もたくさんいます。
そういう人は、実際にサロンで接客し施術する経験があるので、一見有利なように思うかもしれません。
でも、逆にそのサロン勤務の経験が、開業では間違った行動をさせてしまう場合があります。
サロン勤務を経験してきた人は、サロン経験がない人に比べると、実戦経験、接客経験が豊富なので、確かにプラスの部分はたくさんあります。
ただ一方で、技術さえあれば、お客様は勝手にあつまってくる。。という間違った思い込みを持つ人もいます。
サロン勤務の時は、集客については会社が担当し、自分は施術だけしていた・・という人も多いはずです。
そんな環境に慣れていると、技術さえあれば、お客様は集まる・・という錯覚を起こします。
でも、独立して開業するということは、自らサロンにお客様を集客することが必要になります。
つまり待ちの姿勢では、集客できないわけです。
これが、サロン勤務とサロン開業では全く違うところで、ここが成功のカギをにぎっています。
自ら行動し、サロンの存在をしってもらう行動をとれるかどうか?
もし思い違いをしている人がいたら、そのマインドを改めましょう。
⑦知識や技術に依存しすぎる。
ものすごく知識や技術に自信がある人に多いのですが、自信がありすぎて、集客という行為をおろそかにする人がいます。
それでは開業してもうまくいくはずがありません。
すばらしい知識や高い技術をもってることは、大きな武器です。
でも、サロンで提供するスキルや技術の高さと、サロンにお客様を集客する技術はまた別です。
技術が高いという武器は、サロンにお客様が集まって、はじめて生かされるもの。
すばらしい知識や高い技術があるなら、なおさら、集客すること、伝えること、発信することを軽視しないで行動しましょう。
すばらしい知識や高い技術への過信は、開業の妨げになります。
⑧同業サロンを参考にしすぎる。
開業初心者の人は、どうしても周りのサロンや同業サロンのことが気になってしまいます。
不思議なもので、周りをみればみるだけ、そのサロンがよさそうに感じて、マネをしてしまいます。
マネをするつもりがなくても、無意識にそうなることも多々あります。
マネをするのは間違いではありません。
なぜそのサロンはうまくいってるのか・・その仕組みを理解したうえで、うまく取り入れるのならそれはOKです。
問題なのは、周りのサロンを参考にしすぎて、自分の良さが消えてしまうことです。
そもそもサロンは星の数ほどあって、その中で成功させるためには、単純にいうと、その中で目立つ必要があります。
目立つとは、特徴を出す、オリジナリティーを出す、他と差別化を図る・・・という意味です。
それができない開業は、たくさんあるサロンの中で埋もれてしまいます。
そうならないようにするためには、自分の強みを生かし、特徴を出し、差別化する必要があります。
それなのに、周りを気にしすぎて、同じようにしてしまうと、結局同じようなサロンが生まれるだけで、それでは成功しません。
周りのサロンを参考にしていいですけど、自分の良さは消してしまわないように、気を付けましょう。
⑨ウェブやSNSへの苦手意識が抜けない。
今の時代、誰もがスマホで何でもしてしまうわけなので、開業を考えるときも、ウェブやSNSを活用するのは当然です。
ただ、サロンを開業するセラピストや施術者は、ウェブやSNSに苦手意識がある人が多いです。
このままウェブやSNSに苦手意識をもったまま開業してしまうと、そのあとの集客に苦しむことが予想されます。
もちろんアナログ的な方法(人と会う、紹介など・・・)も大切ですが、ウェブやSNSを使いこなせると、開業を非常に有利に進めることができます。
開業時も開業後も、伝えること、発信することがとても重要になるので、ウェブやSNSの苦手意識をとっておくことをお勧めします。
実際ほとんどの人が、苦手意識で積極的に使おうとしないだけで、実際にウェブやSNS使ってみると、誰でも使えるようになるものです。
あとは慣れの問題なので、まずは先入観なく使ってみましょう。
⑩自分の強みがさっぱり分からない。
サロンを開業するにあたって、自分の特徴を出そう、自分の強みを生かそうと思って、自分のリソース(資源)を棚卸し、強みを見出そうとするも、その強みが見つからないという人が必ずいます。
その原因は、いくつかあります。
1つは、自分には強みなんてないと決めつけている場合。
2つ目は、強みを勘違いしている場合。
3つ目は、強みが見つからない根本的な問題。
1つ目の自分には強みなんてない・・と思ってる人は、それは完全に間違いです。
そもそも、強みは、人より抜きんでた強みである必要なんて全くないわけです。
あくまでも、サロンのターゲットにとって、それが強みとなればいいので、そう考えれば、誰にでも強みはあります。
断言します。
例えば、あるコンプレックスがあって、それをずっと直そうと思って、いろいろ試したり研究したりしてきたことですら、同じ悩みがある人にとっては強みです。
2つ目の強みを勘違いしているとは、自分の中にある強みをそのまま使わないといけないと思っている場合です。
サロンの開業で生かす強みとは、作るものです。
いろいろ組み合わせて編集して、生み出すものです。
1つの強みだけで、何か特別なことができるわけではありません。
あなたが持つ素材、経験、スキル、などを全部見渡して、組み合わせ、アレンジして、ターゲットに支持される強みに作り変える作業をして、はじめて強みが生まれます。
これならだれもが強みを作れるはずです。
3つ目の強みが見つからない根本的な問題とは、自分で自分の強みを見つける作業が難しい点です。
自分の強みを見つけるためには、客観的に自分を見渡す作業が必要です。
自分のことは自分が一番わかるとよく言いますが、実際のところ、自分の強みを客観的に見出すのは非常に困難な作業です。
こんな場合は人に聞くか、専門家に相談するのをお勧めします。
自分の強みは自分ではなかなか分からないものなので。
⑪商品の価格を安く設定してしまう。
開業とは、シンプルに言うと自分の商品やサービスを買ってもらうことです。
そのためには価値ある商品をつくり、その商品をどのくらいの料金にすればいいのか・・
商品の料金設定が、集客や売上、利益、モチベーションにも関係してくるのでとても大事になります。
ただ、はじめてサロンを開業する人は、ほとんどの人が料金設定に悩みます。
そして料金を安くしてしまいます。
安い価格のサービスで開業に突入してしまうと、なかなか軌道に乗りません。
そもそも安くしたから売れるわけでもなく、人が集まるわけでもないんです。
逆に安くすることで、目標売上に到達しにくくなり、経営が続けられなくなります。
サロンのメニュー料金を決めるということは、開業する上でそれくらい大きなウエイトを持ちます。
安易に安い料金してしまうんではなく、価値ある商品にするためには、どうすればいいのか?
ここに知恵と工夫をそそぎましょう。
⑫新規集客のことしか考えない。
何も考えずに勢いだけで開業すると、かりに開業後から新規のお客様を集客することができても、すぐいきづまります。
なぜなら、リピート客が増えないからです。
いくら新規客がサロンに来ても、そのお客様が新規客にならなければ、毎月たくさんお新規客を集客する必要があります。
それをするのは簡単なことではありません。(もちろん方法はいろいろありますが・・)
ということは、
新規客をリピート顧客にする仕組みが非常に大事だということです。
でもそれなのに、サロンを開業する人は、新規のお客様を集めることに必死になります。
気持ちは分かりますが、新規集客と同時にリピートの仕組みを作っておくことが大事なわけです。
そして、これをじっくり作れるのは、開業準備のときです。
正しい開業の方法をしているつもりでも、このリピート顧客への意識が弱いと、あとで後悔することになるので、必ずここは押さえておきましょう。
⑬ひとりで開業準備していると不安になる。
サロンを開業しようと思って、いろいろ準備をはじめても、一人で作業しているといろいろ不安になる時があると思います。
また、すべてを自分でやろうと思ってしまうと、しんどくなることも出てきます。
なので、自分ではわからないときは、専門家に相談したり、専門家に依頼したりする方が、結果としてうまくいきやいので、全部を自分で抱えないことが大切です。
また、開業はプランが重要で、そのプランが明確でそれに自信が持てれば、焦らず落ち着いて開業準備を進められるので、開業プランを専門家に見てもらうのもおすすめです。
誰でも不安になることもあるので、誰か相談できる人にサポートを受けながら開業すると、不安もなく準備できると思います。
⑭売上を上げる方法が分からない。
サロンを開業する目的は人それぞれなので、一概には言えないけれど、サロンを開業してシアワセになる方法は、売上を上げることです。
当たり前だと思うかもしれませんが、これが現実です。
実際、サロンを開業したけれど、売上が思うように上がらず悩んでいる人はたくさんいます。
売上を上げるためには、商品やサービスをつくり、それをお客様に提供すること。。
これが最低限必要なわけですが、
当然、これだけでは思うような売上はあがりません。
安定して、自分が思うような売上を上げようと思ったら、
もっといろんなことを考えて、準備して、実際に売上を上げる環境づくりをする必要があります。
でも、こういわれても、実際に何をしたら売上は上がるのか、
よくわからないと思います。
そんな人のために、
「サロンを開業して売上を上げるための13の方法」を整理しました。
いろんな準備はしなくちゃいけないけれど、
売上を上げる方法は決まっているので、
それを参考にしてみてください。
サロン開業初心者のためのQ&A
サロンの開業を目指す人のために、よくあるQ&Aをいくつか書いておきます。
人脈なしで開業してもうまくいくのか?
結論から言えば、人脈がなくても十分開業できまし、うまくもいきます。
ただ、それには正しい開業が前提です。
もともと人脈があって開業しても、その人が継続してサービスを受けてくれる保証はありません。
例えば、独立してサロンを開業するとき、前職の人脈があり、そのお客様がサロンに来てくれるかどうかはあまり期待しない方がいいです。
あくまでもゼロから顧客を作るつもりで開業すべきです。
その方がうまくいきます。
ただ、使える人脈は、総動員すべきです。
その人はお客様にならなくても、その人が他のお客様を紹介してくれる場合は多々あります。
サロンを開業するほとんどの人は、人脈などなく開業します。
そして、少しづつサロンの顧客を増やし、サロンのコアなファンを作っていきます。
正しい開業を行って、正しく集客、経営すれば、人脈など何の関係もありません。
自宅でサロンを開業してもうまくいくのか?
サロンを自宅にする自宅サロンでも、もちろん十分開業できます。
サロンを自宅にすると、家賃という大きな経費が掛からないわけなので、それはメリットです。
ただ、サロンを自宅にするデメリットもたくさんあります。
・はじめての人は自宅に行くのに抵抗がある。
・自宅は生活感が出やすい。
・通うのに不便な場所にある。
・自宅の住所を明確にできない。
・プロ意識が生まれにくい。
自宅サロンのデメリットを補って、そこへ行くべき理由を作ることができれば、自宅サロンでも開業は十分可能です。
サロンを開業してどれくらいの収入を稼げるのか?
これもサロンの規模や業種、目指す売上、集客などで変わります。
一人で月100万を売り上げる強者もいますし、開業前に勤めていた収入以上の売上になる人もいます。
自分はどれくらいの収入を稼ぎたいのか?
それが一つの目安です。
そして、そのためには、月いくらのメニューを何人のお客様に受けて頂けばいいのか?
それを毎月継続できるのか?
それは現実的な数字なのか?
計算してみると、現実の問題も見えてきます。
ただせっかくサロンを開業するなら、月50万くらいの利益は、最低でも稼ぎたいものです。
ちなみに利益とは売上から経費を引いた金額です。
サロン経験なしでも大丈夫か?
サロンを開業するのに、サロン経験がなくてもできるのか?
できる場合もありますし、開業を前提にして、一度どこかのサロンに勤務して、ノウハウを習得しておいた方がいい場合もあります。
それは全くの未経験だと、基本的な接客の部分や、オペレーションの部分が分からないことがあるからです。
ただ、その場合でも、そのサロンを完全にまねるのはやめましょう。
まねるのは、どのサロンでも共通する基本の部分だけ。
そもそも、サロンを開業するのは、サロンに勤務するのとまったく別もの。
自分のサロンを開業するとは、自分で集客から経営まですること。
そういう意味では、集客から経営までの部分を勉強して身につけておけば、未経験でも開業できると思います。
開業にはどれくらいのお金が必要になるのか?
これもサロンの業種や目指す売上によってさまざまです。
エステなどのようなジャンルでは、高額な機械が必要になるので、初期投資がかさみます。
また、駅から近い場所にサロンを構えれば、それだけ費用は掛かります。
それに、人を雇って、規模の大きなサロンをする場合もそうです。
ただ、できるだけ初期投資を抑えて開業する方が、リスクも下がって継続しやすいのは事実。
あなたが目指すサロンで開業にかかる費用を全部書き出して、ひとつづつそれが妥当な金額か検討しましょう。
家族や友達に反対されている。
サロンを開業するなら、周りにいる人に応援された方がうまくいくと思います。
なので、反対する人に耳を傾けることも大切。
ただ、なにか新しいことをするときは、いろんなことを言う人がいるのも世の常。
やるのは自分で、決めるのも自分、開業してサロンを経営していくのも自分。
最後は自分で決断すべきです。
「口コミ」だけで集客することは可能なのか?
サロンを開業しようと考えている人の中には、集客したことがなかったり、SNSなどで発信するのが苦手だったり、自宅でサロンを開業する予定だったり・・
いろんな理由から、「口コミ」だけでお客様を集客したいと考える人がいます。
「口コミ」は確かにお客様を集める方法の1つなんですが、集客をそれだけに頼って開業するのは危険です。
お客様をサロンで満足させれば、「口コミ」は勝手に起こって集客できる・・と思っていると、全く集客できずに終わります。
実は、「口コミ」で集客するのは、高度な集客のやり方です。
いくつかの集客を組み合わせてお客様を集めるのがベストです。
コロナ禍で開業するのはやめた方がいいの?
ここ数年のコロナ禍で、サロンの開業を躊躇している人もいるかもしれません。
確かにコロナの影響で、飲食店やサービスを提供するサロンなどもお客様が減ったケースもあるので不安になるのは当然です。
ただ、飲食店の違って、サロンの場合は、ほとんど影響を受けていないケースも多いです。
それは、なぜかというと、コロナ禍でも、サロンのサービスを必要としている人が間違いなく存在するからです。
飲食店などは、自宅で済ますこともできます。
でも、サロンが提供するサービスを必要としている、悩みを抱えた人にとっては、それは耐えられません。
そういう意味では、コロナ禍であっても、サロンは求められているサービスの1つです。
それに、このコロナの影響で、体や心など、サロンのサービスを必要とする人は、コロナ前よりも増えています。
そもそもサロンは、感染対策をきちんとすれば、感染リスクの低いサービスです。
コロナもそろそろ収束に近づいています。
コロナ禍でも、サロンの開業を諦める必要はないと思います。
それより、これからサロンを開業したい人がしなくちゃいけないのは、
成功するサロンにするための正しい知識をもって、正しい準備をすることです。
コロナよりも恐ろしいのは、こういう準備なく開業することです。
あなたが開業したい・・と思うなら、コロナの中でも成功する方法はいくらでもあるんです。
サロン開業の準備ができる「50の質問チェックリスト」
最後に、サロンの開業がスムーズに抜け落ちがないように「50の質問チェックリスト」をまとめました。
ぜひ開業準備にお使いください。
- □サロン開業をはじめる心の準備はできましたか?
- □サロン開業のイメージを膨らませていますか?
- □開業届は出しましたか?
- □オープンまでの流れはつかめていますか?
- □おおよその開業日は決まりましたか?
- □公的補助が受けられるかどうか確認しましたか?
- □あなた自身のスキルや強みの棚卸はしましたか?
- □自分の強みは客観的につかめましたか?
- □サロンの強みは見つかりましたか?
- □売上目標や客数目標を決めましたか?
- □開業時にかかる費用はすべて書き出しましたか?
- □開業後にかかる費用も書き出しましたか?
- □収支を計算して、利益は出そうですか?
- □共感されるサロンのコンセプトは決まりましたか?
- □サロンのターゲッは具体的に明確になりましたか?
- □リピートしてもらう仕組みは用意してありますか?
- □あなたのプロフィールや肩書はありますか?
- □開業時の集客プランができていますか?
- □開業後の集客プランはありますか?
- □サロンのキャッチコピーはできましたか?
- □圧倒的にターゲットの悩みを解決できる価値あるメニューはできましたか?
- □メニューの料金は安すぎませんか?
- □サロンの名前は決めましたか?
- □開業するエリアや場所をリサーチしてますか?
- □物件の契約内容をしっかり確認しましたか?
- □営業時間・定休日を決めましたか?
- □サロン空間のイメージはできましたか?
- □必要な備品をリストアップしましたか?
- □開業に向けてスケジュールの管理はできてますか?
- □プレオープンの計画はありますか?
- □サロンのホームページはつくりましたか?
- □集客ツールの用意はできてますか?(ブログ・チラシ・Facebook・インスタなど)
- □集客できる正しい発信の方法を理解していますか?
- □はじめられる発信ツールで発信をはじめていますか?
- □電話番号・メールアドレスは用意しましたか?
- □サロン用のLINEはありますか?
- □メニュー表・カウンセリング用紙・アンケート用紙は作りましたか?
- □サービスを提供する流れは具体的に固まりましたか?
- □新規客の初回時の対応に工夫はありますか?
- □名刺・ショップカード・リーフレットはありますか?
- □他にサロンの存在を知ってもらう手段はありませんか?
- □サロン用の銀行口座はつくりましたか?
- □クレジット決済は準備しましたか?
- □顧客管理の方法は決まっていますか?
- □サロンの素材写真はありますか?
- □サロンの予約システムはありますか?
- □アクセスマップは用意しましたか?
- □サンキューレターは用意してますか?
- □サロンのルール(キャンセルポリシー・個人情報の取扱いなど)は決めましたか?
- □友達・親戚・知り合い・ご近所へのお知らせの段取りはできましたか?
まとめ
以上、サロンを開業したい初心者のための教科書【2022年度版】でした。
これからはじめてサロンを開業する初心者の方は、どうしていいか分からない部分がとても多いと思います。
全体像もイメージしにくいし、どこにエネルギーと時間を注げばいいのか、そのバランスもつかみにくいでしょう。
また、開業の情報もたくさんありすぎて、何を信じて実践すればいいのか迷ってしまうこともあると思います。
そんな人は、この記事を参考に、サロン開業の本質のところを理解し、全体をイメージし、1つずつ確実に必要なモノを準備しながら、正しい開業の方法でサロンの開業を成功させてください。
応援しています^^
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